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オスプレイ訓練 山口県、国に詳細情報要請へ 

 米海兵隊岩国基地(岩国市)を拠点にした垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの本土訓練について、県はより詳しい事前情報を国に求める方針をあらためて示した。山口県議会一般質問で総務部の小松一彦理事が答えた。

 オスプレイの本土訓練は3月上旬以降、5回実施。初回は機数や飛行期間、高度、訓練ルートなどが国から示されたが、2回目以降は機数と大まかな到着時間の情報にとどまった。小松理事は「詳細な情報が提供されるよう、国に求めていきたい」と述べた。

 また、オスプレイの訓練は岩国基地の機能強化に当たるかとの問いに対し、小松理事は「恒常的な配備でなく、米軍の一時的な運用の範囲内と整理している」として基地の機能強化には当たらないとの認識を示した。

 米軍は沖縄県にオスプレイ12機を追加配備する前に今夏、再び岩国基地に先行搬入する方針。小松理事は具体的な搬入の日程について「国は米側から通知があり次第、県と岩国市に説明するとしている。現時点で連絡はない」とした。(金刺大五)

(2013年6月21日朝刊掲載)

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