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高校生 平和国際会議へ準備 来年7月計画 実行委が初会合

 広島県内の6高校の生徒約70人が、来年7月に海外の高校生を招いて平和をテーマにした国際会議を広島市で開く計画を進めている。国際社会で活躍できる人材を育てる文部科学省の事業の一環。

 国際会議は「平和で持続可能な国際社会の構築」をテーマに、研究成果を発表し、討議もする。新型コロナウイルスの感染状況によっては、オンラインでの開催も見据える。

 中区で12日にあった初の準備会合には、企画・運営を担う生徒実行委員会の17人が参加。県教委の担当者や協力するNPO法人の代表から事業内容などの説明を受けるなどして交流を深めた。

 国泰寺高2年の藤原実和さん(17)=東区=は「平和や戦争について同世代が一緒に考えてくれるように、広島の高校生として自分の言葉と行動で訴えたい」と話していた。

 19日は平和記念公園(中区)でフィールドワークをし、会議に向け具体的な議論を始める。その後はオンライン会議を中心に準備を進める。(明知隼二)

(2020年9月16日朝刊掲載)

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