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消灯で節電誓う 広島など夏至イベント

 年間で最も昼間が長い「夏至」の21日夜、中国地方の公共施設や観光地、店舗などが照明を消すライトダウンに取り組み、節電を呼び掛けた。

 広島市中区では午後8時、平和記念公園周辺の照明11基を消した。暗闇の中、街灯の明かりを浴びる原爆ドームの姿に、三重県名張市から訪れた介護士津田史子さん(52)は「あらためて電気の大切さを感じた」と話していた。

 市はほかにも、広島城天守閣や旧日本銀行広島支店など管理する計26カ所の照明も消した。福山市の福山城、岩国市の岩国城、松江市の松江大橋などでも照明を落とした。

 夏至のライトダウンは環境省が地球温暖化防止への関心を広げるため、自治体や企業に呼び掛け2003年に開始。同省によるとこの日は、全国約1万6千施設で実施した。(野平慧一)

(2013年6月22日朝刊掲載)

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