×

ニュース

自民の溝手氏 96条改正反対

 自民党の溝手顕正参院幹事長は23日、国会が憲法改正を発議する要件を定めた憲法96条の改正について「反対だ。もう少し慎重であるべきだ」との考えを示した。尾道市であった参院選広島選挙区の立候補予定者による公開討論会で述べた。

 自民党の憲法改正草案は、改正の発議要件を衆参両院の3分の2以上から過半数に引き下げると明記。参院選公約では「憲法改正原案の国会提出を目指す」としている。

 溝手氏は「96条の改正が今の日本で可決されることはない」との見通しを示した。その上で「憲法は最高法規で、あまり揺るがしてはならない。(個別の条文の改正には)しっかり詰めた議論が必要で昨今のイージーな改憲論には感心しない」と述べた。党公約と自身の発言の整合性には言及しなかった。

(2013年6月24日朝刊掲載)

年別アーカイブ