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平和願う心 オブジェに歌に 沖縄犠牲者追悼の調べ 中区で集い

 沖縄慰霊の日の23日、広島市の市民団体「広島・沖縄をむすぶつどい」が、中区の原爆ドーム対岸の元安川親水テラスで、沖縄戦の犠牲者を追悼する集いを開いた。市内の沖縄県出身者や三線(さんしん)グループのメンバーたち約30人が参加した。

 同団体の世話人で安佐北区の三線講師中村盛博さん(63)=写真右端=の演奏に合わせ、「さとうきび畑」「涙そうそう」など9曲を口ずさんだ。参加した中区の会社員藤沢宜史さん(44)は「平和を願う気持ちを歌声に込めた」と話していた。

 集いは、市民や観光客に沖縄戦の悲劇を伝えるのが目的。同団体が、発足した1986年から続けている。

(2013年6月24日朝刊掲載)

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