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原発新規制「説明ない」 松江市長が不満を表明

 原子力規制委員会(田中俊一委員長)が19日に原発の新規制基準を決定したことについて、松江市の松浦正敬市長は24日、「市には一回も説明がなく極めて遺憾。(原発)立地自治体には規制基準の考え方をきちんと説明していただきたい」と不満を表明した。

 市議会一般質問で答えた。中国電力島根原子力発電所(同市鹿島町)が立地することから、松浦市長はこれまで新規制基準について「世界最高水準の安全性を求める」と主張し、規制委にも申し入れていた。

 松浦市長は新規制基準と島根原発の稼働問題の関係に触れ「(仮に)安全性が確保されていると判断されるのであれば、国や事業者から市議会、市民に説明が必要だ」と語った。(土井誠一)

(2013年6月25日朝刊掲載)

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