病理標本デジタル化 原医研のCF 目標額達成
20年10月13日
「米軍返還資料」の一部で、劣化が進む原爆犠牲者の病理標本をデジタル画像にして残そうと、広島大原爆放射線医科学研究所(原医研、広島市南区)が始めた事業費のクラウドファンディング(CF)は460万9千円が集まり、目標額を達成して終了した。
7月29日から9月30日までの期間中、広島をはじめ東京や石川など全国約270人から寄付があり、目標だった350万円を上回った。平和活動に携わる人や被爆2世、医師などさまざまな分野の人たちという。
原医研は標本のスキャンを進め、2022年のデータベース公開を目指す。担当の杉原清香助教は「思っていた以上の支援をいただき感謝している。気持ちを新たに取り組み、寄せられた期待に応えたい」と話している。(山本祐司)
(2020年10月13日朝刊掲載)
7月29日から9月30日までの期間中、広島をはじめ東京や石川など全国約270人から寄付があり、目標だった350万円を上回った。平和活動に携わる人や被爆2世、医師などさまざまな分野の人たちという。
原医研は標本のスキャンを進め、2022年のデータベース公開を目指す。担当の杉原清香助教は「思っていた以上の支援をいただき感謝している。気持ちを新たに取り組み、寄せられた期待に応えたい」と話している。(山本祐司)
(2020年10月13日朝刊掲載)