「被爆者の森」に落書き 広島・平和大通り 案内板と公園灯
20年10月15日
広島市中区の平和大通りにある「被爆者の森」で、案内板と周辺の公園灯9基に銀色のペンのようなもので書かれた記号のような落書きがあることが14日、分かった。市は同日、広島中央署に被害届を出した。
案内板は、全国47都道府県の被爆者団体から贈られた樹木の名前や位置を記した縦0・6メートル、横1メートルの大きさで、落書きはその両端に書かれていた。市民からの報告を受けた市は13日、周辺の公園灯(高さ1メートル)32基のうち9基でも同様の落書きを見つけた。7月30日に点検した際は異常はなかった。
被爆者の森は、被爆45年の1990年、平和への願いを込めて全国の被爆者団体から贈られた各地の県木などを植樹して市が整備。イチョウやクスノキなど約120本がある。管理する中区維持管理課は「市民の財産であり慰霊の場。落書きは絶対にやめてほしい」としている。(新山創)
(2020年10月15日朝刊掲載)
案内板は、全国47都道府県の被爆者団体から贈られた樹木の名前や位置を記した縦0・6メートル、横1メートルの大きさで、落書きはその両端に書かれていた。市民からの報告を受けた市は13日、周辺の公園灯(高さ1メートル)32基のうち9基でも同様の落書きを見つけた。7月30日に点検した際は異常はなかった。
被爆者の森は、被爆45年の1990年、平和への願いを込めて全国の被爆者団体から贈られた各地の県木などを植樹して市が整備。イチョウやクスノキなど約120本がある。管理する中区維持管理課は「市民の財産であり慰霊の場。落書きは絶対にやめてほしい」としている。(新山創)
(2020年10月15日朝刊掲載)