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「歌謡ひろしま」 NHKが特集 広島向け30日放送 全曲演奏 古関裕而らの思いに迫る

 NHK広島放送局は30日午後10時45分から、「よみがえる幻の歌 古関裕而 歌謡ひろしま」を総合テレビで広島県内向けに放送する。被爆翌年の1946年、中国新聞社が歌詞を公募し、古関裕而が曲を付けた「歌謡ひろしま」。古関をはじめ、歌にまつわる人々の思いに迫る。

 番組では、歌詞を書いた広島市の歌人山本紀代子さんの遺族を訪ね、歌詞に込められた思いを探る。古関の親族にも取材。被爆ピアノを使って「歌謡ひろしま」1~5番の全曲を演奏し、舟入高音楽部の8人が歌う。歌を聴いた被爆者の感想も含めて46年当時を振り返る。

 取材した重松悠介ディレクター(25)は「歌を通して、復興に向け一生懸命生きた人々の姿を感じてほしい」と話す。11月1日午後5時半からは中国地方向けに再放送する。(里田明美)

(2020年10月24日朝刊掲載)

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