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秋季例大祭 戦没者悼む 備後護国神社

 福山市丸之内の備後護国神社で23日、秋季例大祭があった。太平洋戦争で戦死した備後地域出身者たちを遺族たちが悼んだ。

 約100人が参加。江種克二宮司が祝詞をあげ、参列者は平和を願いながら静かに祈りをささげた。和太鼓の演奏もあった。玉串をささげ、戦没者約3万1450柱を追悼した。

 75年前にニューギニアとフィリピンで2人の兄が戦死した同市千田町の藤井常之さん(85)は「長い年月がたっても悲しみは消えない。身体が思うように動かなくなってきたが、命が続く限り供養し、平和が続くよう祈りたい」と話した。

(2020年10月24日朝刊掲載)

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