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米教諭らに平和公園案内 広島大付属三原中生徒

 広島大付属三原中(三原市)の3年生80人が27日、広島市中区の平和記念公園で米国の中学校や高校の教諭たち28人を英語で案内した。

 20班に分かれて原爆ドームや原爆慰霊碑、平和の鐘などを巡った。岡田周也君(15)は「拙い英語だったけれど、真剣に聞いてくれた。こうした交流も平和の一つだ」と充実感をにじませた。

 教諭は、ペンシルベニア大が企画した日本の復興を学ぶプロジェクトと、米国内の5大学が企画した平和教育を学ぶツアーで来日。広島も訪ねた。

 同中は平和について学び、表現力も身に付けるため、生徒の英語ガイドに積極的に取り組んでいる。今回の一行は、日米交流を支援する米国内の財団の紹介を受けた。

 高校で美術を教えるスティーブン・ティアーさん(27)は「案内はよくまとまっていて、平和への思いも伝わってきた」と話していた。(永里真弓)

(2013年6月28日朝刊掲載)

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