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核禁条約の発効 関心持って 北広島にカウントダウンボード 県被団協の箕牧理事長代行

 来年1月の核兵器禁止条約発効を前に、県被団協(坪井直理事長)の箕牧智之理事長代行(78)が、北広島町吉木の自宅に発行までの日数を示すカウントダウンボードを設けた。核兵器の開発や保有を全面的に禁止する条約について、関心を高める狙い。

 玄関近くの柱に取り付けたボードは横約1・8メートル、縦0・7メートル。「核兵器禁止条約発効まであと○日」と印刷した紙を板に留め、数字を毎日入れ替えて残り日数を表示している。目立つよう、赤の装飾で囲んでいる。

 長崎市が10月26日、条約発効までのカウントダウンボードを市役所前に設けたことを踏まえ、独自のボードを作成して自宅に置くことを決めた。

 条約は批准数が50カ国・地域に達し、来年1月22日に発効する。ボードは今後、県被団協事務所(中区)にも設ける考えでいる。箕牧さんは「条約発効決定の一報には勇気をもらった。この条約をより多くの人に知ってもらい、核兵器廃絶への声を上げ続けていきたい」と話している。(山田太一)

(2020年11月5日朝刊掲載)

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