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松江市長「市民の声聴く」 島根原発の再稼働・稼働

 島根県松江市の松浦正敬市長は28日の記者会見で、停止中の中国電力島根原子力発電所(同市鹿島町)の再稼働・稼働について「(立地自治体として稼働を認めるか認めないかの)最終判断をする前に、市民の意見を聴く」と表明した。

 松浦市長は、島根原発2号機のプルサーマル計画が浮上した際に、経済産業省が住民向け説明会(2009年1月)を開いたことを紹介。「少なくとも議会や安全対策協議会など市民代表の意見は聴かないといけない」と語った。

 松浦市長はさらに「今までは原子力安全・保安院がOKすれば即再稼働だったが、原子力規制庁は稼働するかしないか判断しないと言っている。国のどこかで判断することになると思うが、はっきりしない」と再稼働判断の流れに疑問を呈した。(土井誠一)

(2013年6月29日朝刊掲載)

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