被爆者人形撤去の撤回訴え追加署名 広島市佐伯区の会社員が提出
13年7月1日
広島市が原爆資料館(中区)から被爆者の姿を再現したプラスチック製人形を撤去する方針を示している問題で、市に方針撤回を求める署名活動をしている佐伯区の会社員勝部晶博さん(42)が28日、新たに4342人分の署名を同資料館に提出した。今月6日に提出した1700人分と合わせ、署名は計6042人分に達した。
勝部さんはインターネットの署名サイトや交流サイトで、3月下旬から賛同を募った。
この日は、資料館に増田典之副館長と市の石田芳文被爆体験継承担当課長を訪ねた。署名簿を手渡し、「被爆体験を受け継ぐ私たち若い世代の反対が多い。直接意見を聞く機会を設けてほしい」と訴えた。
増田副館長は撤去方針に変わりがないことをあらためて説明。「実物資料を展示し、被爆の実態を正確に伝えたい」と話した。意見を聞く機会の設定には言及しなかった。
(2013年6月29日朝刊掲載)
勝部さんはインターネットの署名サイトや交流サイトで、3月下旬から賛同を募った。
この日は、資料館に増田典之副館長と市の石田芳文被爆体験継承担当課長を訪ねた。署名簿を手渡し、「被爆体験を受け継ぐ私たち若い世代の反対が多い。直接意見を聞く機会を設けてほしい」と訴えた。
増田副館長は撤去方針に変わりがないことをあらためて説明。「実物資料を展示し、被爆の実態を正確に伝えたい」と話した。意見を聞く機会の設定には言及しなかった。
(2013年6月29日朝刊掲載)