×

ニュース

市立大生 広告デザイン提案 アンデルセンの社員に披露

 広島市立大(安佐南区)芸術学部の3年生が、今年夏に建て替えオープンした広島アンデルセン(中区)の広告を想定した作品を授業で制作した。10日、同大でアンデルセン・パン生活文化研究所の社員たちに見てもらい、意見を聞いた。

 学生6人が、新聞の折り込みチラシや路面電車の車内広告などのデザインを2作品ずつ考案。広報や商品企画の担当者4人に制作過程や狙いを説明した。

 イギリスパンの形をしたダイレクトメールや、被爆建物でもある店舗のアーチ型の窓とパンのイラストを配したポスターなど、手描きの絵や写真を交えて工夫した。浅井優人さん(21)=西区=は「店舗に何度も足を運んで考えた。歴史を尊重しつつ、幅広い世代が注目するデザインを心掛けた」と振り返った。

 担当者たちは「アンデルセンらしい、デンマークの雰囲気をもっと出せないか」などとアドバイスしていた。清川秀樹執行役員は「新鮮なアイデアばかりで、若い世代の店舗に対するイメージも理解できた。今後も連携したい」と話した。(新山京子)

(2020年11月12日朝刊掲載)

年別アーカイブ