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平和への誓い僕らが届ける 8・6式典へ中区で会議 児童が文案練る

 広島市の8月6日の平和記念式典で、児童代表2人が読み上げる「平和への誓い」の文案を考える会議が29日、中区の地域福祉センターであった。代表を含む市内の小学6年生20人が、全世界へのメッセージを練った。(野田華奈子)

 児童は4班に分かれ、「被爆の事実」や「命の大切さ」などのテーマで意見を出し合った。「助け合う気持ちがあれば、平和は実現できる」「原爆のつらさ、悲しさを忘れない」などと短い文章にまとめて書き出し、班別に発表。高齢化する被爆者の体験を次世代に伝える使命感を強調する言葉が目立った。

 誓いの文は、児童が話し合った内容を基に市教委が仕上げる。児童代表に選ばれた、口田小(安佐北区)の中森柚子(ゆず)さん(11)は「平和は自分たちでつくるんだと、話し合いで実感した」。吉島東小(中区)の竹内駿治君(11)は「代表として市内の小学生の思いを世界に届けたい」と、気持ちを引き締めていた。

(2013年6月30日朝刊掲載)

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