フィジーの学生がヒロシマ学ぶ 原爆資料館など見学
13年7月1日
米国が1946年から58年まで核実験を繰り返した中部太平洋の若者が、広島市を訪れている。28日は原爆資料館(中区)を見学し、被爆の実態や悲惨さを学んだ。
フィジーの南太平洋大の学生20人で、市の谷川晃国際平和推進部長から原爆被害の説明を受けた後、原爆慰霊碑に花を手向けた。
マーシャル諸島出身のベネディクト・ヤマムラさん(26)は、祖母(79)が米国の水爆実験の被曝(ひばく)者。月1回のがん検査が欠かせない。ベネディクトさんは「原爆資料館を参考に、いまだに放射線の被害で苦しむ祖母のような人たちを記録する資料館を将来つくりたい」と話した。
一行は、公益社団法人「青年海外協力協会」(東京)が実施する国際交流事業で26日に来日。7月4日まで広島に滞在し、県立広島大(南区)の学生との宮島観光や、広島県北広島町での農業体験などを予定している。(新山京子)
(2013年6月29日夕刊掲載)
フィジーの南太平洋大の学生20人で、市の谷川晃国際平和推進部長から原爆被害の説明を受けた後、原爆慰霊碑に花を手向けた。
マーシャル諸島出身のベネディクト・ヤマムラさん(26)は、祖母(79)が米国の水爆実験の被曝(ひばく)者。月1回のがん検査が欠かせない。ベネディクトさんは「原爆資料館を参考に、いまだに放射線の被害で苦しむ祖母のような人たちを記録する資料館を将来つくりたい」と話した。
一行は、公益社団法人「青年海外協力協会」(東京)が実施する国際交流事業で26日に来日。7月4日まで広島に滞在し、県立広島大(南区)の学生との宮島観光や、広島県北広島町での農業体験などを予定している。(新山京子)
(2013年6月29日夕刊掲載)