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加藤友三郎 カレンダーに 初の広島県出身首相

 大正時代に県出身者で初の首相に就いた加藤友三郎(1861~1923年)の生涯や功績などをまとめた2021年版のカレンダーが完成した。NPO法人加藤友三郎顕彰会(広島市東区)が作り、1部600円で販売している。

 月めくりで、広げるとA3判の大きさ。呉鎮守府司令長官や海軍大臣も歴任した加藤の歩みを写真とともに掲載。平清盛、武将茶人上田宗箇(そうこ)といった広島の歴史や文化を築いた偉人、特産の広島カキの歴史なども紹介している。

 加藤の生誕160年を記念し、2千部を作製。同会の田辺良平代表理事(86)は「加藤をはじめ、戦前に広島のまちづくりに関わった人々を知り、地域に愛着を持ってほしい」と話している。田辺代表理事☎090(7125)5526。(城戸昭夫)

(2020年12月4日朝刊掲載)

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