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核禁条約批准へ 野党連合政権を 広島で共産副委員長

 共産党の山下芳生副委員長が6日、広島市中区で街頭演説した。来年1月22日に発効する核兵器禁止条約に背を向ける菅政権を批判し、「条約に署名、批准する新しい政府を力を合わせてつくろう」と、野党連合政権の実現を訴えた。

 山下氏は条約の発効を「被爆者や核兵器のない世界を目指す人たちの声が結実した巨大な一歩」と歓迎。署名しない考えを貫く菅義偉首相を「唯一の戦争被爆国の政府として恥ずかしい」と切り捨てた。

 安倍晋三前首相(山口4区)の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用を穴埋めしたとされる問題にも言及した。「国会として真相究明するのは当たり前。安倍氏の証人喚問は不可欠だ」として、世論の後押しを求めた。

(2020年12月7日朝刊掲載)

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