×

ニュース

高円宮妃が被爆者激励 原爆病院

 日本赤十字社の名誉副総裁を務める高円宮妃久子さまが2日、広島赤十字・原爆病院(広島市中区)を訪れ、入院中の被爆者を励まされた。

 久子さまは75~89歳の被爆者8人と面会し、「体調はいかがですか」「リハビリをなさったのですか」と一人一人に声を掛けられた。入市被爆の体験を話した西区の男性(80)は「語り口から博愛精神を感じた」と話していた。

 これに先立ち、久子さまは日赤県支部の敷地内に2日完成した「メモリアルパーク」を訪問。原爆の犠牲になった職員の慰霊碑に花を手向けられた。広島赤十字・原爆病院は1939年に日本赤十字社広島支部病院として設立。被爆者医療の拠点として56年に広島原爆病院を併設した。

 久子さまは3日、中区である日赤県支部の創立125周年記念大会に出席される。

(2013年7月3日朝刊掲載)

年別アーカイブ