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島根原発特別委 安全対策を審議 松江市議会

 島根県松江市議会は3日、4月の改選後初めての島根原子力発電対策特別委員会(9人)を開いた。福島第1原発事故を受け、中国電力が島根原子力発電所(同市鹿島町)で進める安全対策を審議した。

 中電島根原子力本部の長谷川千晃副本部長から説明を受けた。津波時の引き波対策として中電が本年度、原子炉冷却用の海水を取り込む3号機の取水口に新設するせきについて、委員の一人が性能を質問。中電側は「せき内には6400トンの海水がたまり10分以上冷却が可能」とした。

 中電は津波時の引き波を、3号機で海抜マイナス6メートルと想定。取水口は同6・7メートルまで水位が低下しても海水から直接取水できるが、安全性を高めるためせきの設置を決めたという。

(2013年7月4日朝刊掲載)

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