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原爆ホーム市長が訪問 広島市東区のやすらぎ園

 広島市の松井一実市長は4日、東区の原爆養護ホーム「神田山やすらぎ園」を訪れ、入園者約100人を見舞った。8月6日の「原爆の日」が近づく中、今月16日まで集中的にホームや病院を回り、被爆者と面会を重ねる。

 松井市長はこの日、ロビーに集まった入園者を「今の生活を大切にされるとともに、核兵器の廃絶に向け若い世代に体験を伝えてほしい」と激励。代表の木村初香さん(90)と山崎美代子さん(87)に、見舞金や花束を手渡した。

 山崎さんは「思いやりの言葉に慰められた。気に掛けてもらいありがたい」と話した。

 松井市長は5日に舟入むつみ園(中区)と広島赤十字・原爆病院(同)、9日に倉掛のぞみ園(安佐北区)、16日に矢野おりづる園(安芸区)を訪れる。(石井雄一)

(2013年7月5日朝刊掲載)

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