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平和大行進が広島出発 来月6日に長崎到着

 核兵器廃絶を訴えて歩く「国民平和大行進」の被爆地をつなぐ広島市―長崎市コースの参加者が5日、広島市中区の平和記念公園を出発した。日本原水協などでつくる実行委員会が主催。8月6日、長崎市に到着する予定。

 平和記念公園の噴水前広場であった出発集会には、県原水協や県労連のメンバーたち約100人が集まった。県原水協の大森正信筆頭代表理事は、世界約80カ国の「核兵器の人道的影響に関する共同声明」に賛同しなかった日本政府の対応を「許し難い」と強調。「(核兵器廃絶に逆行する動きに)平和大行進で大きな打撃を与えよう」と呼び掛けた。

 参加者は「憲法9条を守れ」と書いたのぼりを掲げて出発。「地球上から核兵器をなくそう」などと声を張り上げながら進み、初日は廿日市市役所まで歩いた。

 行進は1958年に始まり56回目。他には東京―広島や富山―広島など10コースがあり、全国で約10万人が参加する。(石井雄一)

(2013年7月6日朝刊掲載)

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