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ピースグラント2013 11団体1個人に助成 ヒロシマ平和創造基金

 ヒロシマ平和創造基金(理事長・川本一之中国新聞社副会長)は8日、被爆体験継承などの活動を支援する基金「ヒロシマピースグラント2013」の助成対象に選んだ11団体と1個人を発表した。総額は175万円。

 助成を受ける団体・個人は、原爆開発の拠点だった米国ロスアラモスでの平和をテーマにした作品展開催や、漫画家の故中沢啓治さんの被爆証言などをまとめたDVD上映などを計画している。

 ピースグラントは、広島国際文化財団が被爆50年の1995年、中国新聞社からの寄託金を基に創設。19回目の今年から、昨年8月に公益財団法人の認可を受けたヒロシマ平和創造基金が引き継いだ。広島、山口両県と東京都から32団体・個人の応募があった。

 助成先は次の通り。(かっこ内は所在地、代表者=敬称略)

 【団体】日本ボーイスカウト広島県連盟(広島市中区、酒井幸雄)▽「ヒロシマと音楽」委員会(中区、渡部朋子)▽広島YWCA(中区、半井康恵)▽NPO法人I PRAY(中区、榎並毅)▽広島YMCA国際コミュニティセンター(中区、上久保昭二)▽広島ジュニアマリンバアンサンブル(西区、浅田三恵子)▽NPO法人ART Peace(西区、田中一夫)▽NPO法人ワールド・フレンドシップ・センター(西区、山根美智子)▽NPO法人みらい福山(福山市、大元光代)▽山口県原爆被爆者支援センターゆだ苑(山口市、岩本晋)▽八王子平和原爆資料館(東京都八王子市、杉山耕太郎ほか)
 【個人】八幡照子(広島県府中町)

(2013年7月9日朝刊掲載)

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