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ヒロシマ体験学習 27日・来月4日イベント 写生・被爆電車乗車・戦跡巡り

 8月6日の原爆の日を前に、広島平和教育研究所(広島市東区)は、被爆建物の写生大会や被爆電車に乗る会など三つの平和学習を市内で行う。小中学生を中心に参加を募っている。無料。

 27日午前9時半から、平和記念公園(中区)で「被爆建造物写生大会」を開く。原爆ドームやレストハウスを30年近く描いてきた被爆者原広司さん(81)=安芸区=が手ほどきする。画用紙以外の画材は持参する。

 8月4日は二つの体験学習を企画する。

 「戦跡をたどるフィールドワーク」は午前9時、原爆資料館(中区)南側の駐車場を貸し切りバスで出発。広島城(同)の一角にある中国軍管区司令部跡や、被爆建物の旧陸軍被服支廠(ししょう)(南区)など10カ所を約3時間で巡る。

 「被爆電車に乗って被爆体験を聞く会」は午前10時に原爆ドーム前電停(中区)を出発し、広電西広島駅(西区)で折り返す。68年前、乗車中に被爆した朴南珠(パクナムジュ)さん(80)=西区=の話を聴く。

 いずれのイベントも要予約。定員はそれぞれ先着40人。広島平和教育研究所Tel082(264)1751。

(2013年7月10日朝刊掲載)

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