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被爆70年事業 考えよう 広島市 催しなどアイデア公募

 広島市は15日から、2015年の被爆70年事業のアイデアを公募する。市は「平和への思いを共有する年」と定義しており、ふさわしい会議やイベントの提案を呼び掛ける。募集は8月15日まで。

 公募するのは、式典や会議、イベントの催しのほか、後世に形を残す事業。応募資格に制限はない。市は市役所内からも提案を募る。両方の提案の中から具体化する案を決め、来年2月ごろに事業全体の基本計画を公表する。

 市は、被爆70年の節目を「原爆死没者の慰霊や被爆者援護、体験継承という被爆地広島の役割を再確認し、決意を新たに平和への思いを共有する年」とする。

 1995年の被爆50年事業でも公募を実施し、123件のアイデアが寄せられた。このうち、アジア情勢をテーマにした会議や芸術祭が実現した。

 応募用紙は今月15日から、区役所や公民館に置く。市のホームページからもダウンロードできる。企画調整課Tel082(504)2025。(田中美千子)

(2013年7月12日朝刊掲載)

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