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原爆資料館 2ヵ月ぶり開館 広島市、44施設を順次再開

 広島市は8日、新型コロナウイルス感染拡大を受け昨年12月から臨時休館していた原爆資料館(中区)を約2カ月ぶりに開館した。市内の新規感染者数は1月31日以降10人以下の日が続くなど改善傾向を示したため、制限を緩和した。10日までに、植物公園(佐伯区)や各区の図書館など44施設を順次再開する。

 原爆資料館ではこの日、開館時間の午前8時半に3人が並んだ。自営業沢倉仁子(きみこ)さん(53)=静岡市=は「再開と知らずに来たので感慨深い。しっかり見て回りたい」と話し、消毒と検温を済ませて展示室に向かった。

 同館は当面、来館者数を1時間につき400人までに限定。うちインターネットによる事前予約で260人分を受け付ける。被爆者による体験の講話も再開している。

 滝川卓男館長は「核兵器禁止条約の発効(1月22日)など、核を巡る大きな動きがある中で開館できず残念だった。感染対策を徹底した上で被爆の実態を伝えたい」と話した。(猪股修平)

(2021年2月9日朝刊掲載)

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