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平和願い 英から千羽鶴 広島 毘沙門台小児童ささげる

 広島市安佐南区の毘沙門台小の4年生が12日、英国コベントリーの小学校から届いた千羽鶴を、平和記念公園(中区)内の原爆の子の像にささげた。

 折り鶴を通じた交流は、2010年8月6日に毘沙門台小が開いた平和集会がきっかけ。児童が平和を願って折った鶴を、同小の英語指導アシスタントだった岡本秀子さん(安佐南区)が、第2次世界大戦中にナチス・ドイツ軍の空襲で壊滅的被害を受けたコベントリーに届けた。

 その千羽鶴が現地の大聖堂に飾られていたのを見た地元のオール・セイント小の6年生が折り鶴について学んだ上で千羽鶴を制作。「核兵器のない、友情と平和に満ちた世界にしましょう」とのメッセージとともに、岡本さんを通じて、毘沙門台小に届けられた。

 山田大樹君(10)は「僕たちの折った鶴が英国に届いて、その思いを感じてくれてうれしい。お礼の手紙を書きたい」と喜んでいた。(二井理江)

(2013年7月13日夕刊掲載)

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