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「日本の参加が核廃絶の一歩」 締約国会議巡り三次市長

 広島県三次市の福岡誠志市長は1日の市議会一般質問で、核兵器禁止条約の締約国会議について、「日本政府がオブザーバー参加することが、核兵器廃絶に向けた一歩となる」と述べた。議員が、同会議への認識をただした。

 福岡市長は答弁で、条約の実効性を高めるために、核保有国や同盟国など多くの国の参加が重要になると強調。「批准国の一層の拡大が今後の課題である」と指摘した。

 条約の批准を否定する政府に対しては、与野党からオブザーバー参加を検討するよう求める意見が出ている。第1回締約国会議は年末にも開かれる。

(2021年3月2日朝刊掲載)

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