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平和思い折り鶴でレイ 広経大で日韓学生

 広島市安佐南区の広島経済大の学生10人が15日、韓国の学生10人と一緒に折り鶴を使った首飾りのレイ作りに取り組み、平和への思いを共有した。

 韓国の南ソウル大と群山大の学生が広島経済大を訪問。平和記念公園(中区)の「原爆の子の像」にささげられた折り鶴約240羽を使い、レイを4個作った。広島経済大の学生は像のモデルの佐々木禎子さんを紹介し、折り鶴が平和の象徴となった理由を伝えた。

 広島経済大の学生は、平和イベントなどで折り鶴のレイ作りを呼び掛けている。韓国の学生とともに8月6日、約500個を平和記念公園で配る。

 韓国の学生は、日本語と異文化を学ぶために6月中旬から8月下旬まで広島市に滞在している。群山大1年の安岐峰(アンキポン)さん(18)は「折り鶴に込められた意味を初めて知った。平和を再度考えるきっかけになった」と話していた。(永里真弓)

(2013年7月16日朝刊掲載)

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