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住民・学生の交流拠点に 広島国際大が「幟町ギャラリー」

 広島国際大(東広島市)は16日、広島市中区の広島キャンパス1階に展示スペース「幟町ギャラリー」を開いた。住民や学生の活動発表の場として使い、地域の交流拠点を目指す。早速、幟町地区の原爆被害を伝える資料を8月25日まで展示している。無料。

 事務室を改装した。広さは約40平方メートル。希望する個人や団体に無料で貸し出す。住民や小中学生、学生の芸術作品などを展示する。

 広島キャンパスは2011年4月に開設。ことし3月には住民も利用できる展望カフェを設け、地域との交流に力を入れる。医療経営学部事務室の松本ちひろ係長は「学生が会場の準備などに協力し、新たな交流が期待できる。大学の認知度も高めたい」という。

 初回は、上幟町北町内会の岡部喜久雄会長(64)が、原爆投下直前の市内の航空写真や被爆者が描いた絵など約20点を並べた。現在の街並みを表現した自身の水彩画も紹介している。8月13~17日は休館。同キャンパスTel082(211)5101。(和泉恵太)

(2013年7月17日朝刊掲載)

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