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少女ら50人平和願う鐘 山口の興隆寺

 山口ユネスコ協会は15日、山口市大内御堀の興隆寺で、国重要文化財の梵鐘(ぼんしょう)を突いて平和を願う催し「平和と文化の鐘を鳴らそう」を開いた。全国一斉の民間ユネスコ運動の一環。

 市内のガールスカウトたち約50人を前に、大原典子(みちこ)会長(75)が「全国に平和への思いを伝えよう」と呼び掛けた。続いて市原修俊住職(68)が守護大名・大内氏の氏寺である同寺の歴史などについて説明。参加者は「すべての人の生命を大切にします」「思いやりの心を持ち助け合います」などと大きな声で唱えながら交代で鐘を突いた。

 山口市白石の白石小5年徳本菜々美さん(10)は「戦争のない平和な世界になってほしい」と話していた。

(2013年7月17日朝刊掲載)

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