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不発弾 陸自が爆破処理 広島県江田島

 広島県江田島市大柿町深江の農園造成予定地で17日、陸上自衛隊が同所で見つかった米国製の不発弾1発を爆破処理した。

 中部方面後方支援隊第103不発弾処理隊(京都市)の9人が作業にあたった。金属片などの飛散を最小限に抑えるため、不発弾の周囲に重さ約1トンの土のうを約150個積み上げた。近くに民家や人が出入りする施設はないが、市は半径500メートルを立ち入り禁止にした。

 処理は午前10時すぎで、爆発音とともに高さ約50メートルまで砂煙が上がった。100メートルほど吹き飛ばされた土のうもあった。

 現場では市がオリーブ園建設を予定しており、作業員が6月28日に直径約50センチ、長さ約135センチの不発弾を発見した。重さ約500キロで、爆薬約250キロを搭載、信管が二つあった。(加茂孝之)

(2013年7月18日朝刊掲載)

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