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戦闘機飛来・訓練 国・米軍に抗議を 岩国市に市民団体要請

 市民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」は22日、山口県岩国市に対し、米軍岩国基地への米空軍のステルス戦闘機F22の飛来と周辺地域での訓練について、防衛省や米軍に抗議するよう申し入れた。

 桑原清共同代表たち3人が市役所を訪れ、要請書を山中法光基地政策担当部長に手渡した。要請書は海兵隊と海軍の岩国基地に、昨年12月の戦略爆撃機B1を含めて空軍機の飛来が相次いでいると指摘。「騒音、事故など市民への負担は今後一層過重なものになる」とし、市として空軍機飛来に反対の立場を明確にするよう求めている。

 山中部長は「外来機の飛来や訓練の是非を論じる立場にない。激しい騒音をもたらす訓練や住民に不安や危険を及ぼすような訓練は行われてはならないと考えており、問題があれば必要な対応を取る」と述べた。

(2021年3月23日朝刊掲載)

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