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美容サービスで被爆者笑顔に 広島市中区の原爆病院

 広島市南区のニュー双葉美容室の美容師が17日、中区の広島赤十字・原爆病院を訪れ、入院患者の髪を整えるボランティアをした=写真。

 沖絹子社長(65)たち8人が、病院内の交流室で男女の患者を笑顔で出迎えた。「早く元気になってね」と声を掛けながら、入院中に伸びた髪を切ったり、パーマをかけたりした。被爆者の江川八重子さん(87)=中区=は「気分よく過ごせるわ」と満足そうだった。

 美容師たちは病室も訪れ、約3時間で38人にサービス。同行した資生堂中四国支社広島支店の社員4人も希望者に化粧などをした。

 美容室は1957年から毎年2回、原爆の日と正月の前にボランティアに訪れており、今回で111回目。

(2013年7月18日夕刊掲載)

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