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山岡ミチコさんしのぶ 広島市中区で来月

 広島で被爆し、10年後に渡米してケロイド治療を受けた女性の一人で、国内外で証言活動に尽くし、2月に82歳で死去した山岡ミチコさんをしのぶ会が8月10日午後1時から、広島市中区の原爆資料館東館である。無料。

 呼び掛け人は、山岡さんの遺族や親交があった大学教員たち7人。進徳高等女学校(現進徳女子高、南区)の学生時代や国内外での証言活動、脳梗塞で倒れた晩年までの姿を、約50点の写真を使って紹介する。1955年に渡米した時の旅券など遺品約10点を公開し、約20分間の証言ビデオも流す。

 呼び掛け人で、非政府組織(NGO)国際ボランティア連絡会議(東京)の須田浩之代表幹事(53)は「核兵器廃絶が悲願だった山岡さんの思いを受け止め、どう行動するか考える場にしたい」と話している。(岡田浩平)

(2013年7月19日朝刊掲載)

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