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広島アートの3館共演 企画展きょう開幕

 広島市にある広島県立美術館(中区)、ひろしま美術館(同)、市現代美術館(南区)の合同企画展「アート・アーチ・ひろしま2013」の内覧会が19日、各館であった。平和大橋(中区)を設計した彫刻家イサム・ノグチの作品を軸に、被爆地から平和を発信する。20日に開幕する。

 3館などでつくる実行委員会と中国新聞社の主催。県立美術館で開会式があり、各館長やノグチ美術館(米ニューヨーク)のジェニー・ディクソン館長、中国新聞社の山本治朗会長ら10人がテープカットして祝った。

 県立美術館は、ノグチと交流のあった岡本太郎の「明日の神話」、ピカソの「ゲルニカ(タピスリ)」が会場の冒頭を飾る。ひろしま美術館はノグチの彫刻を中心に展示。ノグチの創作の源流に迫る。市現代美術館は、実現しなかったノグチの原爆死没者慰霊碑の模型をはじめ、現代作家たちの多彩な表現がそろう。

 同展は3館連携の初の試みで、10月14日まで。(林淳一郎)

(2013年7月20日朝刊掲載)

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