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F35B飛行中止求めるよう要請 岩国市に市民団体

 市民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」は31日、米アリゾナ州で最新鋭ステルス戦闘機F35Bが事故を起こしていたとして、米軍岩国基地で運用している同型機の飛行中止を求めるよう岩国市に申し入れた。

 中国四国防衛局から29日に市へ入った連絡によると、事故は12日に発生。ユマ基地所属のF35Bが砲術訓練中に機関砲が爆発し、機体を損傷したという。けが人は報告されていない。

 瀬戸内ネットの桑原清共同代表たち3人が市役所を訪れ、山中法光基地政策担当部長に申し入れ書を手渡した。米軍に対し、再発防止策が取られるまでの間、岩国での飛行中止を要請するよう求めている。

 山中部長は「飛行中止は米軍が自主的に判断すべきもの」との考えを示した。米軍への原因究明や再発防止の徹底の要請も「国の判断でされるべきだ」とした。

(2021年4月1日朝刊掲載)

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