元南方留学生が死去
13年7月23日
広島大は22日、広島で被爆した元南方特別留学生のアブドル・ラザクさんが18日にマレーシア・クアラルンプール市内の病院で死去したと発表した。88歳だった。
同大によると、1944年に当時の国費留学生制度だった南方特別留学生として来日。45年4月に広島大の前身の広島文理大に進学した。8月6日に広島市内で被爆した。帰国後は、日本語教育などに尽力したという。
当時、9人の南方留学生が在学。そのうち7人が奇跡的に難を逃れたという。広島大はことし2月、ラザクさんに名誉博士号を授与している。3、4月には存命のインドネシア、ブルネイの2人にも授与した。
(2013年7月23日朝刊掲載)
同大によると、1944年に当時の国費留学生制度だった南方特別留学生として来日。45年4月に広島大の前身の広島文理大に進学した。8月6日に広島市内で被爆した。帰国後は、日本語教育などに尽力したという。
当時、9人の南方留学生が在学。そのうち7人が奇跡的に難を逃れたという。広島大はことし2月、ラザクさんに名誉博士号を授与している。3、4月には存命のインドネシア、ブルネイの2人にも授与した。
(2013年7月23日朝刊掲載)