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広島市内慰霊碑ガイド養成 27日から講座

 広島市内に点在する原爆関連の慰霊碑のガイドボランティア団体「ヒロシマ」は27日から、ガイド養成講座を初めて開く。受講する小学4~6年生と保護者の10組を募集している。

 講座は来年2月までの計9回。玉置和弘会長(45)=安佐南区=たちが講師を務める。団体の拠点である竹屋公民館(中区宝町)で被爆体験を基にした紙芝居を見たり、団体が企画する慰霊碑巡りに同行したりして、ガイドの役割や必要な知識を学ぶ。

 玉置会長によると、原爆関連の慰霊碑は市内に約180基あり、爆心地周辺を含む竹屋公民館の担当エリアに約45基が集中する。同公民館は1997年と98年、2001年にそれぞれガイド養成講座を開催。受講した玉置会長たちが99年に団体を結成した。現在は40~70代の男女10人が活動している。

 玉置会長は「慰霊碑に興味を持ち、被爆の実態を次世代に伝える担い手に加わってほしい」と話している。26日まで、先着順に応募を受け付ける。受講料は無料。同館Tel082(241)8003。(今井直樹)

(2013年7月23日朝刊掲載)

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