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四国五郎さん作品 独唱・朗読会 広島で23日

 シベリア抑留を経験し、戦争への怒りを絵や詩に表現した四国五郎さん(1924~2014年)の作品の独唱・朗読会が23日午後6時半、広島市南区の市南区民文化センターである。

 バリトン歌手今田陽次さん(42)が、被爆死した弟の死を悼む四国さんの詩「弟への鎮魂歌(抄)」や「奪われたもの」を独唱。広島文学資料保全の会の土屋時子代表(72)は、四国さんが挿絵を描いた絵本「おこりじぞう」をピアニスト山下雅靖さん(52)の即興演奏に合わせて朗読する。

 同会などの主催。前売り・当日とも大人2千円、中高生500円、小学生以下無料。同会事務局☎082(291)7615。清掃員として働きながら創作活動を続けるガタロさん(71)が被爆建物の旧陸軍被服支廠を描いた約20点の作品展も、25日まで同センターで開催中。19日休館。(湯浅梨奈)

(2021年4月19日朝刊掲載)

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