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写真や証言で原爆を伝える 岩国でパネル展

 原爆の悲劇を伝えるパネル展が山口県岩国市今津町の市役所1階で開かれている。広島と長崎に原爆が投下された8月を前にコープやまぐち岩国地域組織委員会が企画した。29日まで。

 平和について考えるきっかけづくりを目的に、岩国での開催は昨年に続き2回目。原爆によるきのこ雲や投下直後の町の姿、被爆者の症状などの写真と、火の海となった町や川に群がる人の絵など約40点が並ぶ。それぞれに証言や説明がついている。

 岩国市昭和町の俵田武良さん(75)は「現在の美和町生見の疎開先できのこ雲を見たことを思い出す。風化させないためにも、こういう展示は続けてほしい」と見入っていた。

 8月1~7日には、和木町文化会館でも展示する。(堀晋也)

(2013年7月24日朝刊掲載)

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