ＧＨＱ接収の赤羽刀を展示 瀬戸内の刀剣博物館
21年4月26日
第２次大戦後に武装解除の一環で連合国軍総司令部（ＧＨＱ）に接収されたものの、処分を免れた日本刀「赤羽刀」のテーマ展が、瀬戸内市の備前長船刀剣博物館で開かれている＝写真。６月６日まで。
赤羽刀の呼び名は、接収品が東京・赤羽に集められたことに由来する。戦後の混乱で多くの日本刀が所在不明となったが、関係者の努力で約５５００点が返還された。このうち東京国立博物館が保管する所有者不明の約３２００点は１９９９年に全国の博物館に無償譲与され、備前長船刀剣博物館は備前刀を中心に１０７点を譲り受けた。
その一部や県立博物館の所蔵品約４０点を展示。鎌倉中期に備前刀を代表する流派「福岡一文字派」の刀工が作った太刀も並ぶ。月曜休館。一般５００円、高校・大学生３００円、中学生以下無料。同館☎０８６９（６６）７７６７。
（２０２１年４月２５日朝刊掲載）
赤羽刀の呼び名は、接収品が東京・赤羽に集められたことに由来する。戦後の混乱で多くの日本刀が所在不明となったが、関係者の努力で約５５００点が返還された。このうち東京国立博物館が保管する所有者不明の約３２００点は１９９９年に全国の博物館に無償譲与され、備前長船刀剣博物館は備前刀を中心に１０７点を譲り受けた。
その一部や県立博物館の所蔵品約４０点を展示。鎌倉中期に備前刀を代表する流派「福岡一文字派」の刀工が作った太刀も並ぶ。月曜休館。一般５００円、高校・大学生３００円、中学生以下無料。同館☎０８６９（６６）７７６７。
（２０２１年４月２５日朝刊掲載）
