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チェルノ35年 脱原発を訴え 広島で座り込み

 旧ソ連のチェルノブイリ原発事故から35年となった26日、広島市中区で脱原発などを訴える座り込みや街頭活動があった。

 広島県原水禁は、平和記念公園内の原爆慰霊碑前で座り込みを実施。被爆者や労働組合員たち33人が参加し、約30分間、「核と人類は共存できない」と記した横断幕を掲げた。

 県被団協(坪井直理事長)の箕牧(みまき)智之理事長代行は「人類は原子力のリスクを学ぶべきだ」と強調。県原水禁の金子哲夫代表委員は「原発事故で多くの人が苦しみ、将来への不安を抱え続けている」と訴えた。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出撤回などを求めるアピール文を採択した。

 市民団体「すべての原発いますぐなくそう!全国会議(NAZEN)ヒロシマ」などは、中国電力本社前で街頭活動をした。約10人が「原発いらない」などと記したボードを掲げ、通行人にチラシを配った。

(2021年4月27日朝刊掲載)

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