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戦闘機接触事故 訓練中止を要請 山口県通じ共産県議団など

 山口県上空で福岡県の航空自衛隊築城基地所属のF2戦闘機2機が接触した事故を受け、共産党県議会議員団などは27日、県に対し、国に原因の究明と再発防止策ができるまで飛行訓練の中止を求めるよう申し入れた。

 申し入れ書は村岡嗣政知事宛て。県防災危機管理課の担当者は「自衛隊が安全管理の徹底を図る中で、自主的に判断されるものと考えている」と応じた。共産党側は飛行の際は地元への事前告知を県が求める必要性を訴えた。県側は「国の専管事項」を強調し、要請しないとした。

 事故は22日に美祢市と長門市の境にある花尾山付近の上空であり、垂直尾翼のランプ(約400グラム)などが落下した。県は23日、築城基地に原因究明と再発防止などに努めるよう口頭で要請している。

(2021年4月28日朝刊掲載)

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