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来館者 30分300人に制限 原爆資料館 1~5日 開館延長も

 原爆資料館(広島市中区)は大型連休中の5月1~5日、閉館時間を1、2時間遅らせた上で、常設展示の入場者数を制限する。新型コロナウイルスの感染を予防するため、来館者の密集を防ぐ必要があると判断した。大型連休中の来館者の増加に備える。

 1、2日は閉館時間を通常より1時間遅らせ、来館者を午前8時半~午後7時に受け入れる。2021ひろしまフラワーフェスティバル(FF)が開かれる3~5日は、さらに1時間遅い午後8時まで延長する。入館の最終時間はいずれも閉館の30分前となる。

 期間中は整理券を配り、常設展示の入場者数を30分当たり上限300人に制限する。市平和推進課は「一人でも多くの人に被爆の実態に触れてもらうため、安心して訪れてもらえる対策を取る」としている。

 資料館は今月1日、昨年6月から続けていた常設展示の入場者数の制限を解除した。その際、連休や夏休み期間など混雑が予想される場合には、あらためて制限する考えを示していた。(明知隼二)

(2021年4月29日朝刊掲載)

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