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護憲・改憲訴え熱く 憲法記念日 広島市内でイベント

 憲法記念日の3日、広島市内では憲法を考えるさまざまなイベントがあった。中区などでは市民団体「ヒロシマ総がかり行動」が護憲をテーマにした集会を開いた。自民党県支部は、西区などで憲法改正を考えるフォーラムをした。

 中区の広島弁護士会館であったヒロシマ総がかり行動の集会には約30人が参加。前広島市長の秋葉忠利さんはオンラインで講演し、1月に発効した核兵器禁止条約に触れ「日本も批准するべきだ」と主張した。参加した佐伯区の木原省治さん(72)は「戦後の平和を築いた憲法を守りたい」と話していた。

 西区のコジマホールディングス西区民文化センターであった憲法改正を考えるフォーラムは、自民党の岸田文雄前政調会長ら地元衆院議員が出席。約100人が参加した。

 東京都内で開かれた集会のライブ中継もあり、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の桜井よしこ共同代表が沖縄県の尖閣諸島問題などに触れ「今の自衛隊でわが国を守るのは困難」などと憲法改正の必要性を訴えた。(中間卓也)

(2021年5月4日朝刊掲載)

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