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平和の心 セ界一つに ピースナイター リーグ全球団賛同 福島・浜松でも開催

 広島東洋カープなどが8月6日の原爆の日にマツダスタジアムの阪神戦で開催する「ピースナイター2013」が、セ・リーグ全球団の賛同を得て、他の公式戦2試合でも実施されることが25日、分かった。セ・リーグの3球場で共通イベントを同時開催するのは初めて。(小西晶)

 福島県郡山市の開成山球場であるDeNA―巨人戦と、浜松市の浜松球場である中日―ヤクルト戦でも実施する。マツダスタジアムを含む3球場で来場者にポスターを配布。マツダスタジアムと浜松では原爆ドームなどをデザイン。郡山では東日本大震災からの復興を願い「ありがとね。福島」と書かれている。五回裏終了時に来場者全員に掲げてもらう。

 広島では、カープ球団と生協ひろしま、広島平和文化センター、広島電鉄、中国新聞社の主催で、今年で6度目の開催となる。カープ球団の松田元オーナーが「リーグ6球団が心を一つにし、一緒にできないだろうか」と、8月6日に公式戦を主催するDeNA、中日球団に打診。趣旨に賛同してもらい、共通イベントとして実施することになった。

 DeNAの池田純社長は「球団同士が垣根を越えてつながり、同じものをつくっていく。社会に対するいいメッセージになる」と話していた。

(2013年7月26日朝刊掲載)

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