心に刻む平和の尊さ 福山で戦没者追悼式 60人が参加
21年5月10日
福山市戦没者追悼式が8日、同市丸之内の福山城公園であった。市や市遺族会でつくる実行委員会の主催。新型コロナウイルス感染拡大の影響で規模を縮小し、遺族ら約60人が献花台に花を手向けた。
市などによると、市内の戦没者は8068人。実行委員長の枝広直幹市長は「戦争の悲惨さと命の尊さ、平和の大切さを心に刻み、次の世代へ伝え続けることが今を生きる私たちの責務」などと式辞を述べた。
19年には約400人が参加した追悼式。来賓や参列の人数を減らすなど、昨年に続き規模を大幅に縮小した。父をフィリピンで亡くした市遺族会の篠原彌之(ひろゆき)会長(83)は「コロナ禍で多くの遺族が参加できなかったが、小規模でも開催することができて、ありがたい気持ち。どこにいても平和を願う心は同じ」と話した。(滝尾明日香)
(2021年5月9日朝刊掲載)
市などによると、市内の戦没者は8068人。実行委員長の枝広直幹市長は「戦争の悲惨さと命の尊さ、平和の大切さを心に刻み、次の世代へ伝え続けることが今を生きる私たちの責務」などと式辞を述べた。
19年には約400人が参加した追悼式。来賓や参列の人数を減らすなど、昨年に続き規模を大幅に縮小した。父をフィリピンで亡くした市遺族会の篠原彌之(ひろゆき)会長(83)は「コロナ禍で多くの遺族が参加できなかったが、小規模でも開催することができて、ありがたい気持ち。どこにいても平和を願う心は同じ」と話した。(滝尾明日香)
(2021年5月9日朝刊掲載)