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韓国から若き「新通信使」 鞆 地元中高生らと交流

 韓国・釜山市から「新朝鮮通信使」として来日した中高生68人と、福山市の鞆中、盈進中高の生徒、市立大の学生計82人が25日、同市鞆町で伝統芸能や鞆町観光で交流した。

 鞆中の約20人が鞆公民館で和太鼓を演奏して歓迎。釜山市の中高生はカメラで撮影しながら見入った。福山市の市花のバラを折り紙で作る交流や、江戸時代に朝鮮通信使が訪れた福禅寺対潮楼(たいちょうろう)も見学して楽しんだ。

 交流事業は釜山市と釜山文化財団が「日韓の若者に異文化を尊重し、友好関係を育んでもらいたい」と企画。一行は22日から通信使がかつて寄港した下関市や呉市、福山市などを巡っている。26日に帰国する。

 李鉉承(イヒョンスン)さん(18)は「言葉は通じなくても感謝や喜びの気持ちは伝わると実感した」。鞆中3年鈴木遥紀君(14)は「韓国に行って通信使の歴史などを学んでみたい」と話した。(久保友美恵)

(2013年7月26日朝刊掲載)

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